日本の狭い路地や曲がりくねった山道、そして混雑する観光地。
これらの特徴的な道路事情でも快適に旅する車としてCC1 ビーナスは開発されました。
「キャンピングカー」の在り方を徹底的に見直すことで、高い操縦性や走行安定性を実現。
新しく設計されたこのカタチは、まさに新世代ツアラーです。

CC1ビーナスは日本特有の道路事情と自然環境に適応した新しいコンセプトによって誕生しました。狭い山道や急坂が多い日本の道路環境において、さらに快適な走行安定性と運転のしやすさを追求した結果がCC1ビーナスです。「車体はコンパクトに、中は広々と」という一見矛盾する要素を両立させた設計になっています。

快適な居住空間を保ちながら走行性能を高めるデザインを追求。空力性能を重視したロープロファイルボディを採用し、車両の背を低くすることで、横風による影響を軽減する設計を採用しました。また、ティアードロップ形状を取り入れることで、空気抵抗をさらに抑え、長距離移動でも疲れを感じさせない快適な運転を可能にしています。さらに、リヤヘルパーエアサスペンションの採用により、走行時の安定性と乗り心地を両立しています。「移動と滞在の両方を楽しむ」というキャンピングカー本来の目的を追求し、そのデザインと機能性に、日本の風土やライフスタイルに調和するように開発されました。この車は、移動そのものを快適にし、旅の時間をより特別な体験に変えるためのパートナーになります。

また、CC1ビーナスは、快適性と安全性を徹底的に追求した設計を採用しています。鋼製スペースフレームとFRPシェル構造により、軽量化と高い耐衝撃性を実現し、万が一の事故時にも居住空間をしっかり保護。さらに、この構造はモノコック改造の弱点を補い、車体剛性を大幅に向上させています。その結果、高速域でも安定感のある確かな走行性能を提供します。

旅を変える革新の装備
居住空間には、広々としたダイネットスペースや簡単にベッドメイクが可能な昇降式テーブルを設置し、快適な滞在をサポートします。プライバシーに配慮したダークスモーク仕様の二重アクリルウィンドウは、断熱性と結露防止性能を備え、長時間の滞在でも快適な環境を提供します。また、換気性能を強化するため、前後に設置されたベンチレーターにより効率的な空気の循環を実現しました。空調は2つのエアコンシステムを使用。

走行時には日産キャラバンのエアコン機能が、停泊時にはDC12V仕様のパーキングクーラーとFFヒーターが快適な温度管理を可能にします。FRP高断熱構造と相まって、様々な気候条件でも車内を快適に保つことができます。さらに、200Aのリチウムバッテリーと2000Wインバーターを搭載し、電力供給の安定性を確保しました。冷蔵庫や電子レンジなどの電化製品も安心して使用でき、バッテリーモニターが標準装備されているため、消費状況や残り使用時間を確認できます。

キッチン設備はシンプルながら実用性に優れており、75Lの冷蔵庫と電子レンジ、13L分の給水タンクを標準装備。旅先で地元の料理を楽しむことを想定し、車内では簡単な料理ができる機能を集約しています。また、専用のダストボックスが設置され、走行中のごみ管理も簡単に行えます。

マルチルームは、収納や着替えスペースとして柔軟に使用できます。エンターテインメントシステムとして15.1インチのフリップダウンモニターを採用し、家族や友人とともに移動時間を楽しむことが可能です。TVチューナーやHDMI切り替え機能も標準装備されています。安全性の面では日産キャラバンの優れた先進安全機能が投入されています。

純正のエマージェンシーブレーキやアラウンドビューモニターなど搭載し、ドライバーの安全運転をサポートします。さらに前後および車内のドライブレコーダーなども標準装備としました。